登山口の新穂高温泉に着いたのは6時過ぎ。本当はもっと早くに着く予定だったのだけど、早朝の天気がよくないのと、師匠が痛恨の寝坊・・・
このあと。さらに師匠のミスが続くことに・・・

ザックを置いて、登山指導センターで登山届けを出して出発する頃には雨は上がった。ちなみに岐阜県側から北アルプスに入る際には、登山届提出の義務が条例で定められている。まあ、登山に行く際には、できるだけ登山届けは出した方がいいし、家族にも行程や日数は知らせた方がいい。もしもの時の備えは、臆病なくらいした方がいいと思っている。もちろん、登山届と同じものはカミさんに渡してある。
で、張り切ってスタート!
と言うわけにいかない・・・
今回、ザックの重さは17Kg
背負ったとき、2センチぐらい沈んだ(爆)
ちょっとした坂道でも後ろに体が持っていかれる。
いや、マジダメでしょ。この重さ。
歩くどころかザックの重みで立っているのもやっと(;´Д`)
わさび平小屋までの最初の1時間ぐらいは林道歩きなんだけど、林道でさえ辛いのに、登山道に入ったらどうなるんだろ???
そして、ちょっと笑えない橋。

早く直してください<(_ _)>
わさび平小屋に到着。

相変わらずの曇り空とガスが湧く。
ここ、わき水で冷やしたトマトやキュウリが有名。
そして瓶ビール!

もう、ビール飲んで、ここのテン場で泊まっちゃってもいいかなぐらいの気持ちになる(^_^;
そんな弱音を軽く聞き流して師匠は歩き出す。自分より細くて小柄な師匠なんだけど、もう慣れているのか重いザックをヒョイと背負い、スタスタ歩き出す。

途中、徒渉ポイントがあるんだけど、日帰りや小屋泊ぐらいの荷物なら何でも無いところが、この重たいザックでバランス取るのも必死で、めちゃコワい・・・


ここでコケたら流されて終了 (:D)┼─┤ちーん
そして、小池新道に入り、本格的な登りとなる。
少し慣れてはきたけど・・・
ガスって、まったく景色も見えず、ただ黙々と歩くのみ。
最初の林道は、なんかの罰ゲームかよって思ったけど、
本格的な登りになってからは・・・

拷問に近い (つД`;)
なんとか鏡平。すでに、ここまでに標高差1200メートルを登っている。
ここから槍ヶ岳が見えるはずなんだけど・・・
もちろんガスで見えません。

鏡平山荘で昼食の休憩。

ここで、雨が降り出す。持ってきたおにぎりとパンを食べながら雨の止み間を待って出発。
まだまだ登り(T-T)
弓折岳分岐 約2600メーターまで上がってきた。

今年は、雪が少なく雪渓もあまり残っていない。道は完全な夏道。

正直、助かった。あんな荷物を背負って、雪渓のトラバースなんて自信ないわ。
で、
今年は、雪解けも早かったので、高山植物の花盛り!

これで少しは癒やされる (*つ∀`)=3

ようやく双六小屋が見えてきたあああ~

あと少し!!!!
でも、なんか見えてからが遠い・・・
結局、8時間半かかって、14時30分双六小屋に到着。
早速、テントの受付(テン場とトイレの使用料でひとり1000円也)をしてテントを張ります。
ここで、師匠の一言
「テントのポール忘れた・・・」
(・。・。)えっ
それって、師匠テント無いのと一緒やん (ι-д-)
結局、ブルさんのテントが2人まではなんとか寝れるので、師匠と並んで寝ることに。

で、テント張って一息ついたら、土砂降り (TOT)
夕食の用意もできず、テントの中でじっとしてるしかない。
狭いテントでじっと待つこと1時間。
ようやく晴れ間が見えて、早速夕食の準備に取りかかる。
なんと、ブルさんのテン泊デビューに師匠が鶏ちゃんを用意してくれました。

(けいちゃんについては、こちら)

ビール飲みながら鶏ちゃんを堪能し、またもや雲行きが怪しくなってきたので、テントに戻ると・・・
ヽ`、ヽ`个o(・_・。)`ヽ、`ヽ、
豪 雨
・゚+・゚・.ウワァァ──。゚(゚´д`゚)゚。──ン.・゚・+゚・
それから一歩もテントから出ることができません。星空の下で飲みながらいろいろなことに思いを馳せて・・・なんてロマンチックな状況ではなく、
もう、暇なんで下界で仕入れてきたジンビームのポケット瓶をラッパで飲む。

(これにいいちこも仕込んできて・・・だからザックが重くなるんだわ(;´Д`))
横殴りの雨がテントを打ち付け、大きな雨音に寝ることもできず、
「師匠、なんだか厳しいですね。テン泊って」
て、話しかけたら
「・・・・」
「師匠?」
「(_ _)-zzz」
爆睡やんけえ~~~
ベテランはどんな状況でも寝れるのね。
どうも、この日の晩は暴風警報が出ていたらしく、一晩中雨と風がテントをたたきつけ、さらに雷が鳴り響き、あたしは、ほとんど眠ることができませんでした (σ_=)~~゜゜