気がつけば、あれよあれよと1週間が過ぎておりました。
時の経つのは早いものです。
その1の続きがいつ更新されるのか?
と、首を長くしてお待ちいただいた
全国40人ぐらいの皆様!
大変お待たせいたしました <(_ _)>
では、参りましょう!

今晩のお宿、仙丈小屋に午後2時半ごろ到着しまして、早速受け付けいたします。
1泊2食付きで8500円。大体の山小屋の相場でございます。

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疲れて、非常に危ない顔をしているので、目隠し入れました(笑)
寝床は、空いていれば、ひとり1枚の布団が割り当てられますが、今回は比較的混んでいたので、布団2枚に3人寝るという感じでしょうか。基本的には、雑魚寝というか、老若男女一緒くたでございます。
最近では人気の山小屋は、予約制を取っていますが、基本的には、避難小屋も兼ねていますので、当日飛び込みでも泊まれると言います(最盛期の人気の小屋だと、完全予約制になりますので、そのあたりは十分お調べのうえ、計画ください)。
そんなときは、1枚の布団に3人とか (;´Д`)
まあ、下界と違って、雨露を凌げるだけでもありがたいと思わなければなりませんね。
さて、荷物を下ろして、一息ついたら・・・

絶景の中で、下界からわざわざ担いできたブルゴーニュ地方の赤ワインで乾杯でございます!(=^▽^=)!
普通、空気の薄い(3000Mで平地の約70%)高地では、飲み過ぎは厳禁と言われておりますが・・・
500mlのペットボトルで持ってきたワインでは、到底足りず・・・

↑
仙醸
山小屋でさらに日本酒を仕入れて、さらに飲む!
で、さんざん汗かいて、アルコールが入れば喉が渇き・・・
水場で

南アルプスの天然水をがぶ飲み!
雪解け水が染みこんだ湧水は、とっても冷たくておいしい(o^▽^o)/
で、夕方5時過ぎには、夕食の時間。

ハンバーグに煮魚に、春巻きなど、とても山の中とは思えない、豪華なメニュー!
標高の高いところでは、沸点の低くなりますので、ごはんは、圧力釜で炊くそうです。もちろんおかわり自由。

この日は、地元の中学生が一緒になりました。
夕食の後、地元で歌い継がれる北岳の歌を披露いただきまして、おじさん、感動で目頭が熱くなりました (´^`。)ホロッ
そして、7時半消灯・・・ 早!
って、寝られるわけね~(>。<)・・・。
いびきの大合唱で、なんとなく、まどろんだ感じで、3時半起床。
そう! ご来光を拝むために、夜明け前に起き出します。
小屋から山頂まで約30分。。。

おお~~ 東の空が少しずつ赤みを増してきました。

富士山と北岳。上空に輝く月・・・
幻想的な光景が目の前に繰り広げられる。
そして・・・

オレンジ色の光の玉が、甲斐駒ヶ岳の脇から登りはじめ・・・

みんな、一瞬息を呑んでから・・・
歓声が上がる。

少し、目をさらに東に向ければ、
なんとも、感動的な風景です。
地球が織りなすスペクタクルを堪能した後、5時半には小屋に戻って朝食を食べ、7時には小屋を出発。
登山では、何事も早め早めの行動が基本です。
まあ、夜は7時半消灯ですから、自然と早くなりますけど(^_^;
下山ルートは、馬の背の尾根を行きます。

名残惜しく、仙丈ヶ岳を見上げます。
途中、馬の背ヒュッテという山小屋があります。

小屋の管理人が気さくに声をかけてくれて、中で少し休憩。

こちらも、なかなかいい感じの山小屋です。山小屋の主は、7月に山に入ると10月末までの4ヶ月間はほとんど麓に降りることはないそうです。従業員の方は2週間に1回ほど休みがあるそうです。山が好きな人にとって、夏山シーズンは山に行けない・・・ 山が好きだけでは勤まらない仕事ですね。
今度は、こちらに泊まらせていただきます!
さあ、下山を進めます。
こちらのルートは、何度か沢や雪渓を渡る感じで、なかなかバリエーションがあって楽しい!



最近では、鹿が繁殖して、ここまでえさを求めてやってきて、貴重な高山植物が食害にあっているそうです。
そして、登山口の北沢峠まで戻ってきて。

もう、待ちきれずビール (o^щ^o)ムフッ
帰りの運転は師匠だからね ヾ(^皿^)"

さあ、バスがやってきました。

帰りは、高遠の街に寄って、温泉で汗を流した後に、名物の高遠そばをいただきます。

入野家さん

そばつゆは、辛み大根のすり下ろした汁に、焼き味噌を溶かします。
なんで、こんな食べ方になったか聞いてみると、昔は醤油もわさびも貴重でなかなか手に入らなかったものですから、その代用品として、大根の汁と味噌を使ったそうです。

炊き込みごはんを100円で追加しました。
お味は・・・ まあ、普通のお出汁で食べた方が、自分は好みかな。
大根の辛みが結構きます。
こうして贅沢な時間はすぐに過ぎて・・・
でも、あの風景はこころの中に刻まれて、ふと蘇る。
さあ、次はどの山登ろうか? 妄想は膨らむばかりでございます。