もう秋も深まりつつ・・・
朝練の山から望む御岳や奥美濃の山々は雪化粧。
高いお山は冬山シーズンに入りました。
冬はスキー部になるbull様は、
少し前ですが、11月のはじめに、最後の登山部活動。
天生湿原と籾糠山(1744M)に行ってまいりました。
ここは、登山というより、ブナやカツラの森と湿原を散策するような感じです。天生県立自然公園として原生林が守られ、とても気持ちのよいトレッキングが楽しめます。

ただ、気をつけないといけないのが熊!
熊よけの一斗缶が備え付けてあります。
よく見ると至る所に、熊の爪痕ありました (゜_゜;)
天生湿原は、登山道や木道がよく整備されていて、紅葉の時期はたくさんの登山客や観光客で賑わいますが、
シーズンも終わりかけで、なおかつ小雨のあいにくのお天気・・・
でも、それが幸いしてか、ほとんど人はいません。

手つかずのままの原生林を貸し切り状態(*^▽^*) カツラの巨木がお出迎え。。。

冬は雪に覆われるこの場所では、木が這うように生えています・・・
重なり合うように木々が交差しているのは、雪の重さに耐えるように支え合っているといいます。自然には、何かしら理由があります。

そして・・・

苔に萌え~~~!
さらに、籾糠山の山頂では・・・

ガスの切れ間に、雄大な景色を見せてくれました。

振り返ると、雨というか、靄が立ちこめる山の風景は、まるでもののけ姫が出てきそう・・・

雨の湿原は幻想的で・・・ しばし呆然と眺めてしまいます。

峠の途中では、一時ガスも晴れて、息を飲むような紅葉がきれい。
ゆっくり、写真を撮りながら5時間ほど歩きましたが、まるで違う時空を歩いているようで、あっという間に時間が過ぎていきました。
雨の森は、それは心にしみる幻想的な世界でございます。こんな贅沢な空間を貸し切りなんて・・・ お金では買えないものがあると実感です。